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TikTok・YouTubeのショート動画って儲かるの?収益性を徹底比較

こんにちは。

TikTokの流行に乗じ、Instagramの「リール」やYouTubeの「YouTubeshort」など短い動画を投稿する【ショート動画】がSNSにおいても新たな投稿の形として定着してきました。

そして最近ではTikTokの収益化の仕組みがスタートし、YouTubeやInstagramでも動画ショート投稿者への報酬システムを導入したりなど、SNSの市場の中でかなり新しくホットな界隈になってきています。

そこで今回は、YouTube・TikTok・Instagramの「ショート動画」についてそれぞれ収益性をまとめました。

各SNSの収益方法の仕組みを理解した上で、上手く活用していくためにお役立ていただければと思います。

▼TikTokの収益化の仕組みについては以下の記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。

忙しい方向け

  • YouTubeショートは運営の審査をクリアすると報奨金が分配される
  • Instagramのリールボーナスは日本では現時点では未実装
  • リールの拡散力を利用して別の収益システムに役立てるのが効果的
  • TikTokは投げ銭(ギフト)を受け取って収益を純増させられる
  • ショート動画単体ならTikTokが収益方法としてはシンプル

 

YouTube「ショートファンド」とは

YouTubeでは、ショート機能に収益機能を持たせる「ショートファンド」という基金から報酬を出すの仕組みがあります。

通常の動画のように広告をつけられなかったショート動画に対し、ファンドと呼ばれる基金から報酬を出すもので、毎月数千人のクリエイターに対して分配されています。

報酬の仕組み

YouTubeがクリエイターに対し、1 億ドルの基金を再生回数などの基準を達成した動画配信者に向けて分配されています。

2021年8月からスタートした取り組みで、2021年~2022年にかけて分配される1億ドルの基金を「ショートファンド」として用意しているようです。前月に視聴されたショート動画の再生回数をもとに審査が行われ、審査を通ると受給対象となる仕組みです。

報酬をもらうための基準

YouTube側が独自で判断している再生回数を超えた配信者に向けて報酬が分配されるようですが、明確に何回以上という基準は設けられていないようです。そのため、毎月の視聴者の居住地域やショート動画全体の再生回数などをもとにした審査により、基準値は変数となっています。

逆に言えば、これまで支給対象ではなかった人でも基準さえクリアすれば対象者となることができるわけです。

通常の動画で収益を得るために必要な「YouTubeパートナープログラム」への参加は不要です。

報酬額はどれくらい?

審査に通り、対象者となった人には100~10,000 ドルの範囲内で、毎月報酬金が支給されるようです。

金額に関しても、視聴者の所在地に基づいて調整されるため、相対的に判断されています。

 

Instagramの「ボーナスプログラム」

PR案件などの収益方法が主流だったInstagramでも、ショート動画の収益化が2021年11月からスタートしました。「ボーナスプログラム」として、YouTubeのショートファンドと同様に毎月支給されるシステムです。

Meta社発表:「Facebookリール」を日本を含むグローバルで提供拡大、クリエイター収益化をサポート

ボーナスプログラムは2種類ありますが、現状日本で実装され収益化の仕組みは整っていないようです。

  • リールサマーボーナス:Instagramで投稿できるショート動画「リール」の再生回数に応じて支給されるもの
  • IGTV広告ボーナス:動画投稿者が作成したIGTV動画の冒頭に広告を表示し、収益の一部を受け取ることができるもの ※日本では未実装

支給額基準が不明確

上記のボーナス機能が実装されたはいいものの、その支給額基準などは未だ不明瞭で、同じ金額に必要になる視聴回数が大きく変動したりなど、かなり不安定な報酬システムとなっているようです。リール単体で収益化を目指すのは現状のシステムだと難しいでしょう。

他の収益システムへの誘導がオススメ

リールから収益を得ることができないからといって、Instagramでショート動画を投稿しないというのは勿体無いでしょう。

フォロワー以外へのアプローチができるリールを活用し、既に収益化の仕組みとして定着している他の収益方法への誘導コンテンツとするのが効果的です。

中でもライブ配信中に視聴者が配信者へ送金できる投げ銭(バッジ機能)などへ誘導する集客手段として、効果的なリール動画の作成・投稿がおすすめです。

投げ銭の収益基準

バッジ機能での収益性は2021年のアップデートにより、一定の金額が支払われるようになっています。

  • 7日以内に15分以上ライブを行なった際に100ドル
  • 30日以内に他のアカウントと共同でライブ配信を30分以上行った際に150ドル
  • 4週間連続で毎週15分以上ライブ配信を行った際に250ドル

 

TikTokの「Gifting」

TikTokで最近実装された投げ銭機能の「Gifting」は視聴者から贈られたギフト(投げ銭)をダイヤモンドと呼ばれるTikToker人気指標に還元し、ダイヤモンドが最終的に換金されて収益化を得る仕組みになっています。

収益を得る仕組み

投稿者に対して、まず視聴者が購入した「ギフト」が贈られます。その後、受け取った「ギフト」は「ダイヤモンド」へ還元され、最終的にこの「ダイヤモンド」が実際の収益として換金される流れです。

ギフト→ダイヤモンド→現金 というわけです。

 

ダイヤモンドの換金率

投げ銭で貯めることができたダイヤモンドですが、1ダイヤモンド=1ドルとして換金できるようです。

YouTubeのショートファンドのように、運営側の審査による相対的な支給基準額ではないので、投げ銭を受け取れば受け取るほど換金できるダイヤモンドも増え、収益ももちろんアップします。

 

ショート動画で稼ぐには?

YouTube・Instagram・TikTokの収益性を比較しましたが、どのSNSにも言えるのは「ショート動画」はフォロワー以外にアプローチできる投稿手段なので、広く拡散力があり現時点でフォロワーを抱えていなくても収益に繋げられる可能性があるコンテンツだということです。

編集が緻密で、人とは違う独自の構成や工夫がされていたり、情報量が多く、それでいて分かりやすくまとめられているなどは、再生回数人気動画となる傾向が高いです。

 

ショート動画作成には Adobe Premiere Rush が最適

ショート動画向きな機能が充実している、Adobeの動画編集ツールPremiere Rushは、本格的な機能が簡単な操作で誰でも使いやすいのも魅力の1つです。

公式サイトはこちら

 

他の動画編集アプリとの違い

ショート動画作成用アプリがたくさんある中で、他と比較して特にAdobe Premiere Rushの強みになる要素は以下です。

  • クラウドベースなのでいつでもどこでも編集が可能
  • macOS版、Windows版、iOS版、Android版 と対応OSが網羅的
  • プロ仕様のカメラ機能
  • 著作権フリーの音源が無料で利用可能
  • 連携サービスにYouTube・Instagram・TikTok 動画作成後ワンクリックですぐに投稿

高機能で、動画編集に必要な機能がしっかり揃っています。

無料のスタータープランも用意されているため、使い勝手を試してから利用を開始することができるのも安心です。

 

Premiere Rushはどこから入手すればいい?

Premiere Rush は Adobe が提供する以下プランの購入でお得に利用が可能です。

  • Premiere Pro
  • Creative Cloud コンプリートプラン
  • Creative Cloud 学生版
月額(税込) 使える機能 お得な理由
Premiere Pro 2,728円 Adobe Express
Premiere Pro
動画編集に特化したプランがこれ1つで網羅。
Creative Cloud コンプリートプラン 6,480円 Photoshop
Illustrator
Adobe Express
Premiere Pro
Acrobat Pro  etc...
クリエイティブに必要なあらゆるツールを全て利用可能。写真の加工などもこれで作成できるので、ショート動画以外にも制作の幅が広がります。
Creative Cloud 学生版 2,178円 上記同様 コンプリートプランが学生なら割引価格で利用可能。

▼Premier Pro と Creative Cloud の購入方法については以下の記事で詳しくまとめています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ショート動画市場が拡大していますが、TikTokの収益化が始まったことでYouTubeやInstagramよりもシンプルに収益を得られる仕組みが登場したといえるでしょう。

拡散力やフォロワー以外にもリーチできるというショート動画の強みを活かし、ショート動画単体であればTikTok、YouTubeやInstagramのショート動画はアカウントやコンテンツへの誘導として上手に利用するのが効果的だと思います。

今後、YouTubeやInstagramの収益方法もアップデートされていくかもしれませんので、ショート動画の市場動向は最新のトレンドをチェックすることをオススメします。

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